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缶詰ができるまで

 

高知県黒潮町にある缶詰製作所。第三セクターとして2014年に発足。
こちらで、今回の缶詰を制作しています

 

工場内は製造の流れに沿った一方通行となるように設計されており、洗浄された缶詰や食材が逆流しないような作りになっています。そのため、ドアには片側にしかノブはついてません。タイマーで計測して人によるムラをなくして標準化します。

下処理室

肉と野菜の下処理を行う部屋です。肉と野菜でシンク、まな板、包丁もわけて処理を行っています。
野菜は殺菌作用のある水で洗浄。下処理した材料が隣の部屋の調理室へ運ばれるスムーズな工程になっています。

加熱調理室

家庭の味を出すために、完全に機械工程になるのではなく
人の手によって調理され味付けがされています。今回はキーマカレーのため大鍋で調理され味付けが行われています。

肉 詰 室

缶へ詰める作業。
手作業でグラムを図りながら、缶へ詰める作業を行います。
慣れた手つきで熟練の方などは秤を使わずにぴったりの重量を詰められています。

検 査

具が入った缶詰は金属探知機で不純物が入っていないかの検査を行います。
次に中身がいれられ、検査が終わった缶は巻締め器をとおり、缶詰となります。

洗浄後、殺菌釜へ

中身が入って巻締めが行われた缶詰は殺菌釜へ移動します。
小さい缶で約1000缶、中ぐらいの缶で約500缶が入る大きさです。
F値という値により殺菌時間が内容物によってコンピューター管理されており、カレーは約2時間殺菌を行います。

最後に、除水機:殺菌したものを乾燥し、X線の機械で骨などが混入していないかチェックを行います。
また、ウェイトチェッカーで重量が規定内か計測します。熟練の方々が作業をしていたため、撥ねられる缶詰はほとんどなく合格でした。

缶詰の完成

検査を無事にとおった缶詰は製造日、商品名等が印字され、
箱詰めされていきます。これで缶詰の完成です。